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1,222円(税込)
感想・レビュー
幼い時よりシリアルキラーの父親から殺人鬼の英才教育を受け、精神錯乱気味の祖母・行方不明の母親・世間の冷たい目等・「ベイツ・モーテル」のノーマン以上に悪い環境にいながらもジャズがダークサイドに落ちなかったのは、本人の父親の様にはなるまいとの強い意志と、少人数ながらもジャズの心強い味方(親友・恋人・保安官)があったから。ラストのジャズの固い決意は次作以降のある人物との対決を予感させる。陰惨な事件を扱っている割に軽く読めてしまうのは若い主人公たちが 生き生きと描写されているからか。
1,200円(税込)
感想・レビュー
シリーズの分水嶺となるであろう一冊。カーターバレ&ついにアーマドの魔の手がシンフルに!という、本国ですでに20冊以上刊行されていることを知らなければ、終わっちゃうんじゃないかと心配になるエピソード満載。かといってシリアスに寄りすぎず、のっけからガーティーが意味不明の梯子技(?)を披露し、それに対して説明もないままというヌケ感は健在。どうしても若干暗めのトーンで進行するが、そんな中でアイダ・ベルの人としての深みが際立つのでファンには嬉しいかも。次作は冬…。このペースだと後10年は読み続けることになりそう。