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著者、出版社、スタッフのおすすめ

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小森健太朗様よりコメントを頂きました!

by 小森健太朗 (著者)
登録日:2018/04/23
『大相撲殺人事件』を書いたときに気づいたのですが、本格ミステリと相撲には大きな共通性があります。
どちらも歴史と伝統と格式をもち、決まった型に流し込むことが尊重される伝統芸能のようなところがあります。
しかしそれだけでは過去の遺産にとどまりますが、それでいて現代という時代に適合するためにさまざまな工夫がなされ次々と新機軸がうちだされているところも似ています。
その大相撲と本格ミステリを混ぜ合わせてみたら、今までにない革新的で斬新な領域が拓かれるのではなかろうか――その試みが今になってようやく多くの読者に受け入れられ評価されるようになってきた。

こういうのを時代が追いついたというのでしょうか、筆者としてはさらにこのシリーズを掘り続けたい意欲をもっています。

ほとばしる青春をラップにノセて歌いあげろ!

by コミタンM (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/04/10
ラップといえばリア充。ラップといえばオラオラ系。言葉の定義はともかく、ラップとか根暗でコミュ障で社会不適合な人たちとは、もっとも遠い言葉だと思っていました。

ところが今作の主人公である高辻皐月は、メガネ、黒髪ロングで、引っ込み思案の根暗女子高生。
さらに彼女をラップバトル部に誘った同級生、レンも表面的には明るくやってますが、家庭環境など裏ではいろいろとありそうです。

でもそのレンが言います。

「“何かになりたい”ためのHIPHOPじゃねえ!!隠してる自分の“何か”を晒せっ!!」

本当はラップは、コミュケーションがうまくできない人にこそ、大きな武器となるものだったのです。

韻を踏むというルールの中で紡ぎ出す言葉が、音楽に乗ることで自分の隠れた思いをさらけ出していきます。

この作品で彼女たちが作る部活が、ただのラップではなく“ラップバトル部”なことも、大事な要素です。バトルだからこそ、彼女たちはより強制的に、無理やりひねり出してでも、言葉を吐き出さないといけないからです。

青春の光と闇に彩られた、魂の開放。リリックなテーマをラップにノセて、どえらい物語が送りつけられてきました。

「絵を描きたい!」本気で夢を目指す高校二年生の不安と高揚を描く

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/04/03
高校二年生という、そろそろ人生の方向性を決めなければいけない重要な時期に美術に心奪われた少年・八虎が主人公。
突然目の前に広がった知らない世界に心躍らせながらも、将来はそれで良いのかという迷いも同時にあり、簡単には一歩が踏み出せない。そんな思春期特有の不安と高揚が入り混じった心情が描かれている。

そして、決断をした彼の揺ぎ無い努力とエネルギーが凄まじい。これで、夢が叶わなかったら嘘だと言いたいところだが、目指すのは日本一受験倍率が高いという最難関・藝大!棘の道なのは間違いなく、これを彼がどう乗り越えるのか気になる。

また、作中の多くの作品が実際の美大生によるもの、というのも面白いところ。理論や技術の点からの解説もあり、絵とはそうやって鑑賞するのか、と目から鱗。美術と自分は無関係と思っている人にこそ読んでほしい。

その男は受験の神か、拝金主義者か?中学受験を徹底的なリアルで描く衝撃作!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/27
受験をテーマにしたマンガは他にもあるが、その多くは熱血モノであり、自身の夢に向かって努力する登場人物の姿に感動すらするような作品だった。
しかし、本作は全く違う。その特徴は塾の側から見た物語、ということだ。
年々拡大し、熾烈になる中学受験だが、塾業界にとっては夢や涙を語る前に、これは「ビジネス」なのだという現実を突きつける本作に、背中がゾクっとさせられる。
ここに心や人情は不要といわんばかりの黒木の言動には違和感を覚えつつも、否定する言葉が見つからない。
かつて中学受験を経験した人・してない人、これから挑もうとする子供たちとその親。
立場によって本作の受け止め方は色々と思う。
ここで描かれる現実と、この試練を乗り越えた、あるいは乗り越えられなかった子供たちの未来に思いを巡らさずにはいられない。

「おじさん」はイケメンアイドルより攻略困難

by コミタンM (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/27
中年のおじさんが、若い子とイチャイチャする。たぶん大多数の男性なら夢見るシチュエーションではないでしょうか。

しかしそれが自分の娘と同じ年齢だったら。リアルに子供がいれば、ちょっと我に返ってしまうかもしれません。私もリアル子供はいませんが、そこまで歳が離れていると、思わず自問自答してしまいます。

この作品のおじさんと女子高生は、まさに親子ほど歳が離れています。まだ16歳の彼女はひとめぼれ状態で突っ走ってきますが、分別のある大人なら普通はそんなことでホイホイ誘いに乗ったりはしないものです。

そして今作のおじさんは、そういう分別のある大人です。

ある意味この恋、イケメンアイドルとくっつくより、難しいのかもしれません。

知られざる絶品グルメから、セグウェイ体験まで。 知られざる空港の世界!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/20
こだわりマンガは数あれど、空港に徹底的にこだわったマンガはこれが初ではないだろうか??
空港内レストランの限定メニューを食べるためだけに山口に飛んだり、「同じ便に乗る他の乗客は同志」という名言(?)など、他人にとっては何とも不思議な言動を連発する空港オタクの竹内課長。
彼にかかれば、どんな地方空港もワクワクの一大アトラクションへと変貌を遂げ、「空港にはこんな魅力があったのか!」と、新鮮な驚きに胸が躍ってしまう。
中部国際空港の展望デッキには絶対に行ってみたい。そして、願わくは関西国際空港内のレストランで「ファーストクラスの機内食」を堪能したい(一万円!!)。
魅惑の空港の世界へようこそ。

お姫様(正妻)VSモンスター娘(不倫相手)

by コミタンM (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/20
魔王軍との熾烈な戦いと冒険を経て結ばれた勇者とお姫様。おとぎ話なら、めでたしめでたしで終わるところです。

でも勇者とお姫様だって、男と女。当然その後は、夢のような話だけでは終わらない、現実という名の結婚生活が待っています。

しかもその勇者は浮気癖がひどく、よりにもよって敵であるモンスター娘と、(文字通り)人倫を踏み外した行為をしてるとなれば、お姫様ももはや夢見る少女じゃいられないわけです。

とはいえ、そんな昼のサスペンスドラマのような血で血を争う修羅場があるでもなく、とにかく嫉妬に身悶えするカワイイ姫様を、ニヤニヤしながら鑑賞するのがこのマンガの正しい読み方です。

妄想を押し付けない謙虚な“見守り型”ストーカー

by SS典子 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/13
たいていのストーカーは、相手も自分のことが好きだと思い込みますが、この主人公は違います。
とにかく謙虚に見守り、こっそり内職を手伝い、時に財布にお金を入れてあげる。
床をピカピカに掃除して、定期的に水槽の手入れをし、
夜はベッドの真下でひっそりと寄り添ってくれるのです…。

“自分のものにしたいわけではない、ただ彼女が幸せであることを願う。”
そんなスタンスのストーカー、言っていることはカッコいいし健気で泣ける…。

けど怖いよ!ホラーだよ!ホラー!!
盗聴、盗撮だけでも怖いのに合鍵作ってベッドの下に潜っているなんて怖すぎる!

と思って震えていたのですが読み進むにつれ、いつのまにかストーカーを応援している自分がいました。
これはもしかして、気持ち悪いおっさんの変態話ではなく、純愛話なのでは?

本作が狂気か純愛か否か、あなたの目で確かめてみてください。
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ボワボワ頭の大学生が、語りまくって事件解決!

by Michi (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/13
平和に生きていた大学生・久能がどういうわけか、殺人の濡れ衣を着せられ、警察署で取調べを受けるところから始まる本作。
しかし、彼は只者ではなかった。類まれな会話力と、洞察力をもって堂々と刑事たちと対峙し、理論整然と自身の無実を主張する、と思ったら、刑事たちとの雑談にも応じて仲良くなってしまうような不思議な青年。
とにかく、ありとあらゆることを語る語る語る・・・・・
そして、よく聞いてみるとなんだか深い。徒党を組んで悪事をはたらくおじさんたちを阻止するにはどうするか、なぜ娘は自分の父親を嫌うのか、ゴミ出しは、どこからがゴミ出しか?
作中に登場する刑事たち同様、いつのまにか彼の話に聞き入ってしまう(?)自分に気づく。
舞台は、ほぼ警察署内の取調室なのに、まったくその狭さを感じない。会話だけでここまで話に幅をもたせ、一気に読ませるとはさすがの一言。会話劇としても抜群に面白い!
Eposode2では、不運にもバスジャックに巻き込まれた久能クン。犯人に「なぜ人を殺してはいけないのか」と議論を吹っかけられ、逆にやり込める様子は必読。この彼の言葉は歴史的名回答だと思う。

ホラー小説だけじゃない読み方ができる作品です!

by 合鴨 (BOOK☆WALKER スタッフ)
登録日:2018/03/01
物語の終盤まで山場がなくて、「あれ、もしかしてこのまま何も起こらないかな…」と思っても、ホラーである限り、恐怖の対象は絶対に【来ます】よね。
あるものは井戸から来たし、テレビの中から来たヤツもいました。
その例にもれず、この作品『ぼぎわんが、来る』も来ます。タイトルにも書いてある通り、“ぼぎわん”が、来るのです。もうちょっと怖いです。

第22回日本ホラー小説大賞を受賞している本作ですが、文章の巧さもあって、読み進めていくと別の角度から物事がみえてきて、ホラー小説というよりも、ミステリー小説を読んでいるような感覚になります。
“ぼぎわん”が何であるかについては、最終的には明かされることとなるのですが、この作品における恐怖の対象は少し意外かもしれません。本当に怖いものとは何なのかを考えさせられました。

「来る」というタイトルで映画化も決定しています。
本作が文庫版になりますので、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。

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