ちょいエロの求道者
男というものは、誰でもエロいものに対する探究心を持っている生き物である。
それはどんなに真面目そうな男でも例外は無く、そしてけっこう歳若いうちから案外エロ目線は備わっているものだ(個人による感想です)。
今作の主人公、江口くんも、10歳の小学5年生だが、エロに対する探究心はもはやマイスターの域といってもいい。
水にぬれて透ける下着、Yシャツのボタンのすき間から見えるブラチラ、かがんだことで思わず強調されてしまったヒップライン、そんなささやかなエロスを見つけ出しては、ただ静かに微笑みながら、小さく「コクン」とうなずく。
その佇まいはもはや、歴戦の武道家のような高潔さが漂っているのである。